新型コロナの影響でオリエンテーションや授業が行えなくなることがあるかと思います。ですが、オンラインでそれらを行う方法があります。実際にニュースなどでもオンラインで塾の授業を行ったり、インストラクターさんがオンラインでレッスンをしたりなど見かけます。
では大学などで行うオリエンテーションも同様にZoomで実現できるか考えてみたいと思います。
ただ、少し経験値が少ないのと、考察が甘いと思います。Zoomのホームページや関連記事を確認しながら考えましたが、まだまだ練り足らないと思います。少しでも参考になれば幸いです。
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実現するためには、オリエンテーションの規模やどういったオリエンテーションを行いたいかを決める必要があります。
- 参加人数はどれくらいか
- 主催者(先生側)の音声・映像・チャット
- 参加者(学生側)の音声・映像・チャット
1.参加人数はどれくらいか
参加人数は何人くらいになりそうでしょうか?
大学のオリエンテーションであれば、最低でも100名以上~数百名いると思います。
最低でも¥7,400-/月以上
Zoomでは、無料と有料、有料の中でもランクがあり、それぞれ参加できる人数に制限があります。また、「プロ」以上であれば、オプションで「映像ウェビナー」を利用できるようになります。下記2,3に関しての考察からオンラインでオリエンテーションを行うのであれば「映像ウェビナー」が適していると思います。
「映像ウェビナー」を利用する場合の費用は、プラン「プロ」が¥2,000-/月、「映像ウェビナーを追加する」で¥5,400-/月からなので、最低でも¥7,400-/月以上となります。また、オリエンテーションに参加する人数によって追加費用が掛かってくるようです。
※詳しい費用に関してはZoom様に直接お問い合わせいただきますようお願いします。
2.3.主催者(先生側)および参加者(学生側)の音声・映像・チャット
主催者と参加者では必要な機能が異なります。
学生側
オリエンテーションの性質を考えると、各学生さんに見える映像はオリエンテーションの動画のみで良いと思います。ただし、質問ができる環境は必要です。
よって、基本的に音声・映像は不要で、チャットで質問できれば問題ないと思います。
質問に関しては質問を確認して音声で回答もしくは回答専門の方がチャットで回答すれば良いと思います。個人的には音声で回答した方が他の学生さんにも伝わりやすいかとは思います。
より参加型にするのであれば、一時的に質問者の映像もしくは音声のみを解放し、音声でのやり取りを行うのもアリだと思います。分かりやすくなる上、参加意識が高まり理解が深まりやすいと思います。
まとめます。
- 質問をする
⇒Zoomの「チャット」「挙手」で実現できそう。
ただし、「ウェビナー」のQ&A機能の方がより適していると思います - 映像を閲覧する
⇒Zoomの基本機能で実現できそう。
ただし、参加者同士が見えてしまったり、音声・映像の有無を各自設定できてしまう。そのため「視聴のみの参加」が可能なウェビナーの機能が必要
主催者側
次に主催者側の方はどうでしょう。
- オリエンテーションの映像・音声配信
⇒Zoomの基本機能で実現できそう。
ただし、参加者同士が見えてしまったり、音声・映像の有無を各自設定できてしまう。
そのため「視聴のみの参加」が可能なウェビナーの機能が必要 - 学生さんの質問の閲覧
⇒Zoomの「チャット」「挙手」等で実現できそう。
ただし、「ウェビナー」のQ&A機能の方がより適していると思います - 学生さんの質問への回答
⇒Zoomの映像内での回答または「チャット」で実現できそう。
ただし、「ウェビナー」のQ&A機能の方がより適していると思います - 前項の「より参加型」にするのであれば学生さんの映像または音声のON/OFFの切り替え
⇒「ウェビナー」の機能で実現できそう - 資料表示(画面共有)
⇒Zoomの基本機能で実現できそう。 - 録画(見れなかった人が後に見れるように)
⇒Zoomの基本機能で実現できそう。
ただし、無料版だとローカルにしか保存ができない - 黒板のような機能(なくても良いかもしれないです)
⇒ホワイトボード機能があるが、あらかじめ必要なことは書いて画面共有するのが良い気がします
「映像ウェビナー」が適していそう
上記のように基本的なことはZoomで実現可能だと思います。
ですが、基本機能だけでは実現が難しい箇所があるため、「ウェビナー」を使っての実現が望ましいように思います。
授業はどうか?同じくウェビナーが適してそう
授業に関しても基本的にオリエンテーションと合致する部分が多いと思います。
授業は基本的に先生⇒学生という1方向でOKで、質問があれば回答するという形になるかと思います。この特徴はオリエンテーションと似ています。よって、同じく「ウェビナー」を利用するのが望ましいように思います。
ゼミはどうか?ミーティングの方が適してそう
ゼミの場合は、主となる人が頻繁に入れ替わると思います。発言者は先生であったり、ある学生さんだったり、その他の学生さんだったりと頻繁に変わると思います。
その場合、「ウェビナー」だと切り替えの手間が増えるだけで、ゼミが機能しにくくなると思われます。各双方向へ発信・返答が行われるかと思うので、ミーティング機能が望ましいと思います。
各学生の機器・ネット環境
オンラインでオリエンテーションや授業などを行うためには、各学生にその環境が整っている必要もあります。もし見れない学生がいれば、不平等になってしまいます。パソコンよりはスマホを持っている割合の方が多いと思います。ですが、ネット環境がない方もいるかと思います。
どういった媒体で見れるのか?通信料はWifiでなくても問題ないのか?など配信機能だけではなく、その他にも多くの課題がありそうです。難しいですが、いつまで現在の状況が続くかも分かりません。早めの対策、難しい箇所は後々改善も含め、どこかで線引きする必要はありそうです。
最後に
新型コロナによって、急遽迫られたオンラインでの対応が多いと思います。スピーディーに対応されている企業・学校も多くあります。考える時間が増えた方も多いと思いますので、この機会にいろいろと調べてみてはいかがでしょうか。
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